思い出に残る紅茶6
 
『しょうがチャイの思い出』ガテ山内

 初めてインドに行ったとき、インドから入ってネパールでトレッキングをして、インドに再入国するルートをとりました。

ネパールのポカラからインドのバナラシまで2日かけてバスで行きます。ポカラで買った切符はデラックスシートの特急だと言われ、それなりのお金を払いました。

しかーし、朝の5時半にバスターミナルに行くと、そこにあるのはボロボロの乗合バスだけ!

要するに騙されたんですが、旅行会社が開くのを待って文句を言いにいくのもバカらしいので、仕方なくバスに乗ることに。

騙されたのは僕の他にイギリス人(マンチェスター出身)のスコット君という人もいて、二人で旅行会社を呪いましたね。


それでバスはただでさえゆっくりなのに、20分くらいごとに停車して、なかなか進まないんです。

ヤケになって、スコット君と一緒に荷物置き場になっているバスの屋根に上がって騒いでました。

ようやく宿泊地に着いて、予約してある宿に行くと、個室のはずが30人用の大部屋。(ベッドの幅が80cmしかないゾ!)


しかも、泊まり客は広い部屋に僕とスコット君だけなので、寝てる間に身包み剥がれるんじゃないかと恐くてロクに眠れたものじゃありません。

翌日も乗合バスに乗って、いい加減ボロボロになった頃に休憩所に停まりました。


そこで、僕とスコット君はチャイを注文したんですが、そこのチャイが無茶苦茶うまい! 

飲み終わった後、スーっとするのが気持ちよくて3杯もお代わりしました。


スコット君が「これに何かスパイス入ってるの?」と訊いたところ「あぁ、しょうがだね」と少年が答えてくれました。

その時の記憶があまり強烈に残っていて、「チャイセット」を作る企画のとき、どうしてもこれだけは外せないと主張しました。

しょうがは、地味だけど実は重要なスパイスです!


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