HOME > おいしい紅茶の淹れかた

 
一般的な茶葉の淹れ方編:
|ストレートティー|ミルクティー|チャイ風ミルクティー|アイスティー 1. 2. 3.|茶葉の量|
 
 
ちょっと特別な茶葉の時の淹れ方編:|ダージリン・ノンブレンド(茶園もの)|
 
一般的な茶葉の淹れ方編(基本編)
食料品店などで普通に売られている大手メーカーの紅茶は、そのメーカー独自の基準の味を常に保つために、ティーテイスターと呼ばれる専門家によってブレンドされています。そういう紅茶を淹れる時は、以下のような手順で淹れてみていただければいいと思います。
 
 

1. ヤカンでお湯を沸かします。

2. お湯が沸騰するちょっと前に、
お湯を急須(ティーポット)と湯呑み(カップ)に入れて暖めておきます。

3.急須のお湯を捨てて、そこに茶葉を入れ、熱い湯を注ぎます。

4.1〜6分間蒸らす。(注)

5. 急須の中をスプーンで軽く一混ぜしてから、湯呑み(カップ)に注ぎます。

◎◎◎ とっても簡単でしょ?!◎◎◎
     
 
〜紅茶をよりおいしく淹れるには〜

・おいしい紅茶を淹れるには、使用する水にたくさんの空気が含まれていることが大事なので、汲み置いた水はあまりよくないです。
でも、水道水がカルキ臭いなどでミネラルウォーターを使いたい場合は、ペットボトルをよく振って水中に空気を含ませてから沸かすようにしてみてください。

・お湯を長らく沸騰させてしまうと、水中のせっかくの空気が逃げてしまうので、お湯がボコン、ボコンッと大きく沸いたらすぐに火を止めてください。

・蒸らす時間は茶葉の大きさによって違ってきます。
大きな葉っぱのダージリンFTGFOPは、お茶の成分を抽出するのに時間がかかるので、3〜6分ほど。
アッサムCTCのような粒状のものは、1〜3分でOKです。

・冬の時期は蒸らしている間にお茶がいくらか冷めてしまうので、Tea Cozyのような保温布を被せるとよいです。なければ厚手のタオルでもばっちり。

・いろいろ書いたけど、気持ちをこめて落ち着いて淹れることがなによりなのかな、と思います。

 



 

 まず基本的にストレートティーと同じ1〜5の手順で淹れます。最後にミルクを入れて出来上がり。尚、ミルクは牛乳+生クリーム(1:1)が理想ですが、好みによって牛乳だけでも問題ありません。

 そして、急須(ティーポット)・湯呑み(カップ)は温めておくとよいです。
 しかし、ミルクを暖めるのはよくないと言う人もいます。
「ミルクの匂いがせっかくの紅茶の香りをじゃまするように感じるから」というのがその理由です。
しかし、このことは好みの問題でもあるので、飲む方次第だとも言えるかと。

 お砂糖か蜂蜜を入れて甘味をつけたほうが、味全体がまあるく収まります。

・茶葉は、ダージリンの秋摘みで淹れると、香高い繊細なミルクティーになります。
また、アッサムで淹れると、気さくでやさしい味わいのミルクティーになりますよ。


 

1. 水か湯を入れた手鍋に茶葉を入れて火にかけます。

2. 軽く沸騰し始めたら牛乳を手鍋に注ぎましょう。

3. 細かい泡が鍋の淵に首飾りのように巻いてきたら火を止めます。

4. 急須(ティーポット)に入れるか、茶漉しでそのまま湯呑み(カップ)に注いで出来上がりです。

お湯とミルク(この場合は牛乳のみ)の割合は[湯1]:[牛乳1]ぐらい。ミルクはもっと多くてもいいみたい。

 お好み次第でカルダモン、シナモン、タイム、セージ、生姜などと、お砂糖を入れてください。このようなスパイスを入れたら‥‥おや、あの懐かしいインド・チャイの味が!

ポイント‥‥チャイ風ミルクティーには、一般的にアッサムが向いています。牛乳は成分無調整で、乳脂肪率3.6%前後のものが最適です。
…しかし、脂肪分が気になる場合は、低脂肪乳で作っても、決して悪い味にはなりませんが。


1.◎おいしさをじっくり抽出!
「水出し(寝かせ式)淹れ方」

 水に茶葉を入れて抽出する淹れ方。最も手間いらずで、とってもおいしくできます!

1.急須等に茶葉を入れ、水を注いでください。茶葉と水の割合は、アッサム茶の場合はホットで普通に淹れる時と同じ量でいいと思います。
ダージリンのファーストフラッシュの場合は少し多めの1、2倍から1、5倍入れてください。

2.そのまま常温で、2時間から一晩置くだけで出来上がりです。

 水道水がカルキ臭いとか、生水を飲みたくない場合は、市販の水を使って是非一度淹れてみてはどうでしょうか。この淹れ方はイチオシです。


2.◎早く飲みたい!
「オンザロック式淹れ方」

 クリームダウンしやすいという点ではちょっと経験(練習)が必要かもしれませんが、おいしく早くできるのでお試しください。

 最初からクリームダウンを前提に、アイスミルクティーを作るつもりなら、この淹れ方が一番です! (ミルクを入れるならクリームダウンしたってぜんぜん問題ない!)

1.急須に多目の茶葉を入れます。ホットティーを淹れる時の1、5倍から2倍くらい入れてください。

2.沸きたての湯を注いで3分間蒸らします。

3.別の口の広い容器に茶漉しで漉しながら紅茶を移し変え、甘みをつけたい場合はここでお砂糖を加えておきます。

4.グラスに砕いた氷をいっぱいに入れ、そこに紅茶を一気に入れてすばやく撹拌して急冷してください。

クリームダウンを防ぐには、全体を急激に冷やすことが重要なポイント。
どうしてもクリームダウンしてしまう場合・・・クリームダウンがいやな場合は、グラスよりもっと口の広い大き目のマグカップなどに氷を入れてそこに注いで、それからグラスへ移してみてください。氷多めでね。

※クリームダウン…紅茶に含まれているタンニンやカフェインがくっつくと白くなり、それが濁りとして見えてしまうことです。


3.◎比較的クリームダウンしにくい!
「2度どりの淹れ方」

〜いっぱい作って作りおき!〜
〜少ない量の茶葉でもしっかり作れる〜

1.急須に普通量の茶葉を入れます。(ホットティーで淹れる時と同等の量です)

2.沸きたての湯を注いで、10分間くらい蒸らします。(長く蒸らすと苦味が出過ぎてしまう茶葉はダメです)

3.別の口の広い容器に茶漉しで漉しながら紅茶を移し変え、甘みをつけたい場合はここでお砂糖を加えておきます。

4.砕いた氷をいっぱいに入れたグラスに、紅茶を一気に入れてすばやく撹拌して急冷してください。

5・紅茶を氷の中に入れるのは4〜5秒だけにして、すぐに氷を漉して紅茶だけ別の容器に移してください。これで、保存できるアイスティーの出来上がり。これは常温で保存してください。(冷蔵庫に入れてしまうとゆっくり冷やされるので、クリームダウンしてしまいます)
飲む時に、この紅茶をグラスに入れて氷を加えてください。

トレートティー(ホットティー)の時:
カップ二杯分(360〜380ml)をいれるのに対して、ダージリン茶葉は4〜6gが適当とされています。大よそ、カレーを食べるスプーン一杯半分です。
 アッサムCTCタイプの時はティースプーンおおよそ二杯です。

「水出し(寝かせ式)淹れ方」の時:
お湯に比べて抽出が弱いので、ホットティーの時の1.2倍〜1.5倍の茶葉を使ってください。濃い目に出して、あとから水を入れてちょうどよい濃さにできます。そうしても風味的に落ち込むような感じはありません。
 
「オンザロック式淹れ方」の時:
氷がたくさん溶け出すのを見込んで、
ホットティーを淹れる時の1、5倍から2倍くらい入れてください。
 
「2度どりの淹れ方」の時:
ストレートティーの時と同じです。
 
最終的には、お茶の濃さの好みは人それぞれですので、何度か試して飲んで自分で調整するのが一番いいですね。  

ちょっと特別な茶葉の時の淹れ方編:ダージリン・ノンブレンド(茶園もの)
[紅茶屋くもりぞら]で扱っているダージリンのノンブレンド(茶園もの)の場合は、お湯の温度を少し下げて(70℃〜80℃くらいにして)淹れてみたほうが、渋みや苦味が出すぎずに、より深い味わいが楽しめる場合があります。

湯の温度を70〜80℃にするにはどうすればいい??

室温などにもよりますが、たいていは暖めていない急須(ポット)に注いだ熱湯は、急激に温度が80℃くらいまで下がります。
急須を暖めることなく茶葉を入れてそこに熱湯を注げばOK。

ダージリン春摘み(First flash)のとき

・湯の温度…70〜80℃で。
・蒸らし時間の目安…3分〜3分30秒。(茶葉によっては4分でも)
・ストレートでいただくのが最もおいしい。

※春摘みならではの香がたいへんいいので、ミルクを入れてはもったいないかな。

ダージリン夏摘み(Second flash)のとき

・湯の温度…70〜80℃で。
・蒸らし時間の目安…3分〜3分30秒。
・ストレートがおいしい。

※ミルクティーも飲みたい時、急須で2杯分淹れた時の2杯目をミルクティーにしてもいいかも。贅沢なミルクティーが作れちゃう。

ダージリン秋摘み(Autumnal)のとき

・湯の温度…70〜80℃で。
・蒸らし時間の目安…3分〜3分30秒。
・ミルクティーにすごくいい。ストレートでもいける。

※紅茶特有の渋みがくっきりと現れるので、渋い紅茶が好きな人にはたまらない。ミルクを入れていただいても、しっかり紅茶の味がするので、ミルクティーを飲みたい時には最適。


紅茶の活用法

 いろいろな紅茶の活用法をご紹介!

●紅茶で消臭!
 紅茶は臭いを吸収するという特性があるので、もう古くなってしまった茶葉や、茶殻の場合はよく乾かして、玄関や下駄箱の中などに入れておくといいと思います。
私は、茶殻をベランダでよ〜く乾かしたのを、紙の箱に入れて、押し入れに入れてます。湿気も取ってくれるので、とてもいいです。

●紅茶でうがい!
 紅茶には殺菌作用があるので、冷めた紅茶でうがいをしてみてはどうでしょう。出がらしの茶葉で出した薄めの紅茶で大丈夫です。朝飲んだ紅茶の茶殻に湯を入れておいて、帰宅後に、その冷めた出がらし紅茶でうがいをするといいみたいです。

 

●紅茶で染める!
Tシャツやテーブルクロスなどを、紅茶で染めてみるのもいいと思います。天然染料ですよね。
 鍋などに湯と茶葉を入れてよく煮出したら茶葉を取り出して、紅茶色にしたい布を入れて30分くらい煮てしまうのです。あとは、絞って乾かすだけ。
 より色の定着を良くしたい場合は、事前に布に豆乳を染み込ませてから煮ると良いようです。豆乳のたんぱく質と、紅茶の成分がしっかりと合体するのです。

 
 
(くも)
 
[ホームへ戻る]

〒227−0054 神奈川県横浜市青葉区しらとり台57-33-201
Tel&Fax:045-984-7133


Copyright(C)2000-2002,KOUCHAYA KUMORIZORA.All right reserved.